2015/05/29

ごがつ

ごぶさたしております。
今年に入ってからは毎月、私にとっては比較的めまぐるしく濃密な日々を過ごしていたのも、4月のデュエットリサイタル、リトルピアニストコンサートを終えてひとまず一区切り、そんなタイミングでゴールデンウィークなんてやってくるもんだから思う存分にはねをびよーんと伸ばしたり、夜も明けぬ前から海中道路を目指し朝日を見に行ったり、あんなことこんなことしていたもんで、のばしすぎた羽がでろんでろんに、さあどうしましょう、てんやわんや、頭と体と心のバランスをはかっておりましたらもう6月が見えるんですもの。
これが俗に言う、ごがつびょう、っていうものかしら?


なーんて、悪あがきもほどほどに。
梅雨がやってきた沖縄は、曇り空が続くと思えば昨日までは晴れ間も見えて、いたかと思えば今日はきもちのいいほどのどしゃ降り。


そんな中、もう来月にせまったフランス・アルビ公演。
このアルビ公演は、姉とわたし、そしてなんと、ヴァイオリンの岡田光樹先生、三線の山内昌也先生とご一緒させていただきます!何て豪華な‥!

というわけでプログラムが本当に色とりどり。
ピアノソロ、連弾、ヴァイオリン×ピアノ、ヴァイオリン×三線、ピアノ×三線、
ついにはピアノ×ヴァイオリン×三線、のコラボレーションまで!(このコラボもまたファンタスティックすぎて、ここには入りきらないので、これは次回に。)

今回、岡田先生とのデュオ共演もさせていただきます。私にとっては夢のようです。
またひとつ夢が叶いました:))   ‥と浮かれすぎず気を引き締めて臨みます。

きょうはその合わせでした。
プログラムは、ドビュッシーの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1・3楽章」と、宮良長包の「嘆きの海」という曲(原曲は歌曲ですが、ヴァイオリンとピアノのために玉城篤さんによってアレンジされた作品)です。
〈印象派〉でくくるには収まりきらないくらいにドビュッシーの卓越された世界が広がるこのソナタは、合わせをして音楽をかみ砕いていくほど、音の聴きかた、フレーズや拍の取りかた、呼吸感など、デュオならではのいろんな発見があり、とてもおもしろいです。
嘆きの海は、本当に美しく沖縄の自然が散りばめられているような、それでいて寄り添ってくれるような、素敵な作品です。沖縄のフォスターと言われた宮良長包の音楽は、小さい頃からよく歌ったり聴いたりと、私にとっては自然に、すっと入ってくるような感覚があります。編曲された玉城さんは高校の大先輩で、また岡田先生自身この作品の初演をされており、その時のお話を伺ったり‥‥などなど、それはもういろんな想像が膨らむわけです。
共感の喜び、ってこういうことかな、うまく言葉にできないけれど。

音楽と向き合うごとに、または音楽を通して人と向き合うごとに、私自身が救われる想いがします。